平成29年度決算
市議会9月定例会で認定されました。
決算書は、市役所の情報スペース、図書館及び市ホームページでご覧になれます。
- 決算説明書(前) (PDF 2.7MB)
- 決算説明書(後) (PDF 2.7MB)
- 一般会計歳入歳出決算書 (PDF 2.4MB)
- 特別会計歳入歳出決算書 (PDF 1.8MB)
- 財産に関する調書・科目別職員数 (PDF 317.8KB)
- 注記(平成29年度決算説明書) (PDF 98.2KB)
一般会計
平成29年度の一般会計決算額は、歳入(収入)が265億9,397万2千円、歳出(支出)が260億5,746万9千円で、収支差引額は5億3,650万3千円となり、実質収支額も同額となりました。
歳入額は前年度に比べて0.4%の減、歳出額は1.9%の増となっています。また、29年度から28年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額はマイナスの5億7,558万3千円となっています。
29年度決算の前年度との主な比較は下記のとおりです。
歳入(収入)の主な増減(前年度比較)
- 市税0.1%減
健康志向の高まりによるたばこ税の減などにより、前年度に比べて市税全体で1,124万1千円の減となっています。 - 地方消費税交付金0.1%減
都道府県税である地方消費税収入額の2分の1が市町村に交付されるもので、127万4千円の減となっています。 - 地方交付税7.3%減
全国の自治体が一定のサービス水準を維持できるよう交付されるもので、普通交付税が869万8千円の増、特別交付税が1億8,160万円の減となっています。 - 国庫支出金5.8%減
障害児通所支援負担金や介護給付費負担金等の増がありますが、再編交付金や防衛施設周辺道路整備事業補助金の皆減などにより3億4,633万5千円の減となっています。 - 都支出金2.7%増
都知事選挙費委託金及び参議院議員選挙費委託金が皆減となっていますが、待機児童解消区市町村支援事業補助金や保育士等キャリアアップ補助金の増などにより、9,814万1千円の増となっています。 - 繰入金51.6%増
財源不足を補うための基金の取崩しなどの収入で、財政調整基金繰入金が皆減となっていますが、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金繰入金の増などにより、全体では4億8,303万1千円の増となっています。 - 繰越金28.8%減
29年度の前年度繰越金は、28年度に比べて4億5,104万5千円の減となっています。 - 市債65.1%増
防災食育センター整備事業債の増などにより、2億4,280万円の増となっています。
歳出(支出)の主な増減(前年度比較)
- 総務費2.1%減
交通安全対策費や町会関係費、税務・財務・会計事務など、市の業務に必要な経費です。平成29年度決算では、基幹系システム管理事務の電算機更新委託料の皆減などにより、全体では4,842万2千円の減となっています。 - 民生費2.4%増
高齢者・障害者・子育て支援・生活保護などの経費で、国民健康保険特別会計繰出金や臨時福祉給付金(経済対策分)給付事業の増などにより、2億7,740万4千円の増となっています。 - 衛生費2.4%増
保健衛生や環境対策、ごみ処理などの経費で、福生病院組合運営費負担金の減などがありますが、西多摩衛生組合負担金の増などにより、4,992万8千円の増となっています。 - 商工費0.3%減
商工業の振興のための経費で、福生市商工会事業費補助金の減などにより、87万5千円の減となっています。 - 土木費10.5%増
道路建設や公園整備などまちづくりの経費で、第二市営住宅A棟エレベーター設置及びAB棟外壁改良工事の皆減などがありますが、都市計画道路3・4・7号富士見通り線整備事業の増などにより、1億5,650万4千円の増となっています。 - 消防費18.2%減
消防署業務の東京都への委託や消防団等の経費、災害対策費が主なもので、防災食育センター(災害時対応施設)管理事務の皆増などがありますが、防災食育センター整備事業の減などにより、4億5,506万2千円の減となっています。 - 教育費18.9%増
教育の充実や文化・スポーツの振興などの経費で、中学校体育館非構造部材落下防止対策事業の皆減などがありますが、新扶桑会館整備事業の増、給食調理事業の備品購入費の増などにより、5億1,260万円の増となっています。 - 公債費1.9%減
市債(長期借入金)の元利金を返済する経費で、1,548万4千円の減となっています。
一般会計では公債費のほか、繰出金や負担金の支出の中で、市の下水道事業会計や西多摩衛生組合など一部事務組合の借入金に対し、その元利償還金の一部を負担しています。
【市の繰出金や負担金の中に含まれている準公債費的な支出】
- 下水道事業会計繰出金のうち、約1億8,500万円
- 一部事務組合への負担金のうち、約2億3,800万円
- 障害者施設・特別養護老人ホーム等への建設費補助金約2,200万円
下水道事業会計への繰出金は、公共下水道・流域下水道整備等に要した費用のうち、一般会計から負担できる額の一部で、一部事務組合(西多摩衛生・瑞穂斎場・東京たま広域資源循環・福生病院)への負担金は、施設整備のための借入金に対する元利償還金分の負担額です。
市税収入の推移
積立基金の推移
特別会計
特別会計の4会計の決算は、下表のとおりです。
特別会計の決算額は、全体で歳入が151億5,618万1千円、歳出が141億8,532万5千円となり、歳入は前年度に比べて0.3%の増、歳出は0.3%の減となっています。国民健康保険特別会計では、収支差引額が4億2,128万7千円の黒字となっていますが、一般会計からのその他繰入金が8億円となっており、大変厳しい運営状況となっています。
会計 | 歳入決算額 | 歳出決算額 | 収支差引額 |
---|---|---|---|
国民健康保険特別会計 |
82億2,221万9千円 |
78億93万3千円 |
4億2,128万6千円 |
介護保険特別会計 |
41億7,889万円 |
39億3,861万6千円 |
2億4,027万4千円 |
後期高齢者医療特別会計 |
11億3,906万9千円 |
11億2,712万2千円 |
1,194万7千円 |
下水道事業会計 |
16億1,600万3千円 |
13億1,865万4千円 |
2億9,734万9千円 |
合計 |
151億5,618万1千円 |
141億8,532万5千円 |
9億7,085万6千円 |
地方公会計度による決算報告
平成29年度決算は地方公会計制度導入後、2回目の決算となり、経年比較を示せるようになりました。
○地方公会計制度とは
企業会計の手法である複式簿記・発生主義により、従来の決算書では分からなかった資産や負債の状況や、減価償却費や引当金等を含むフルコストなどを明らかにすることができます。
■貸借対照表
平成29年度末における市の財政状況を表します。左側に資産、右側に負債と正味財産を計上し、これらを比較することにより、財政に余裕があるのか、厳しい状態なのか、懐具合を知ることができます。
■行政コスト計算書(一般会計)
平成29年度における市の収支状況を表します。企業会計の損益計算書に相当し、事業実施にどの程度の費用が発生し、どのような財源で補ったのかを知ることができます。
財務諸表や事業別の決算状況などを分かりやすく説明した「平成29年度決算説明書」と、平成28年度との比較等を説明した「平成29年度福生市の財務書類の分析」を作成しました。市役所の情報スペースや市ホームページでご覧ください。
※財務諸表の数値は表示単位未満の端数調整を行っていないため、内訳の計と一致しない場合があります。
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