平成25年度決算
市議会9月定例会で認定されました。
決算書は、市役所の情報スペース、図書館でご覧になれます。
一般会計
平成25年度の一般会計決算額は、歳入(収入)が231億2,298万8千円、歳出(支出)が220億994万9千円で収支差引額は、11億1,303万9千円で、実質収支額も同額となりました。
歳入額は前年度に比べて0.2%の増、歳出額は1.5%の減となっています。また、25年度から24年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は3億7,346万6千円となっています。
歳入(収入)の主な増減(前年度比較)
- 市税(0.8%増)
都たばこ税の一部が市たばこ税に移譲されたことなどにより、前年度に比べて市税全体で6,110万8千円の増となっています。 - 地方譲与税(4.9%減)
国税の一定割合が交付される自動車重量譲与税の減などにより、508万9千円の減となっています。 - 地方交付税(6.8%減)
全国の自治体が一定のサービス水準を維持できるよう交付されるもので、普通交付税が1億8,695万9千円の減、特別交付税が630万円の減となっています。 - 国庫支出金(5.5%増)
児童手当負担金や生活保護費負担金の増などにより、2億967万8千円の増となっています。 - 都支出金(1.1%増)
保育所緊急整備事業補助金が皆減となっていますが、市町村総合交付金や保育所運営費補助金の増などにより、3,603万1千円の増となっています。 - 繰入金(33.1%減)
財源不足を補うための基金の取崩しなどの収入で、福生病院建設費負担金に充てるため都市施設整備基金から3億円、福祉バス運行経費などのため再編交付金事業基金から7,500万円を繰入れし、牛浜駅自由通路整備事業費のための特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金繰入金の皆減などにより、2億5,125万6千円の減となっています。 - 繰越金(19.4%増)
25年度の前年度繰越金は、24年度と比べて1億2,035万2千円の増となっています。 - 市債(30.7%減)
防衛施設周辺道路整備事業債、国の財源不足に伴う普通交付税の減を補うための臨時財政対策債の減などにより2億2,200万円の減となっています。
歳出(支出)の主な増減(前年度比較)
- 総務費(5.5%増)
交通安全対策費や町会関係費、税務・財務・会計事務など、市の業務に必要な経費です。平成25年度決算では、町会等会館建設費補助金や国民体育大会推進費などの増により、1億2,126万1千円の増となっています。 - 民生費(1.1%減)
高齢者・障害者・子育て支援・生活保護などの経費で、生活保護費が増となっていますが、国民健康保険特別会計繰出金や、民間保育所等振興費の減などにより、1億1,293万2千円の減となっています。 - 衛生費(7.1%減)
保健衛生や環境対策、ごみ処理などの経費で、福生病院建設費負担金や西多摩衛生組合負担金の減などにより、1億7,133万6千円の減となっています。 - 商工費(16.5%減)
まちなかおもてなし事業の減や、イメージキャラクター活用事業の皆減などにより、3,203万1千円の減となっています。 - 土木費(6.7%減)
道路建設や公園整備などまちづくりの経費で、市道第1160号線(宿橋通り)改良事業費の減や牛浜駅自由通路整備事業費の皆減などにより、1億1,932万9千円の減となっています。 - 消防費(5.3%減)
消防署業務の東京都への委託や消防団等の経費、災害対策費が主なもので、消防事務都委託費負担金の減などにより、4,686万3千円の減となっています。 - 教育費(8.5%減)
教育の充実や文化・スポーツの振興などの経費で、第三中学校通級指導学級設置事業費やわかぎり会館改良事業費の皆減などにより、2億433万2千円の減となっています。 - 公債費(4.0%減)
市債(長期借入金)の元利金を返済する経費で4,580万2千円の減となっています。
一般会計では公債費のほか、繰出金や負担金の支出の中で、市の下水道事業会計や西多摩衛生組合など一部事務組合の借入金に対し、その元利償還金の一部を負担しています。
【市の繰出金や負担金の中に含まれている準公債費的な支出】
- 下水道事業会計繰出金のうち、約1億6,500万円
- 一部事務組合への負担金のうち、約3億6,400万円
- 障害者施設、特別養護老人ホーム等への建設費補助金約6,600万円
下水道事業会計への繰出金は、公共下水道・流域下水道整備に必要とした借入金の元利償還金分のうち、市民の皆さんからの使用料等で賄えない部分への補てん額で、一部事務組合(西多摩衛生・瑞穂斎場・東京たま広域資源循環・福生病院)への負担金は、施設整備のための借入金に対する元利償還金分の負担額です。
市税収入の推移
積立基金の推移
特別会計
特別会計の4会計の決算は、表のとおりです。
特別会計の決算額は、全体で歳入が132億9,485万円、歳出が128億6,050万7千円となり、歳入は前年度に比べて2.4%の増、歳出は1.5%の増となっています。国民健康保険特別会計は、収支差引額が1億7,558万5千円の黒字となっていますが、一般会計からのその他繰入金を差し引き一般会計への繰出金を加算した収支額は4億6,611万5千円の赤字であり、大変厳しい運営状況となっています。
会計 | 歳入決算額 | 歳出決算額 | 収支差引額 |
---|---|---|---|
国民健康保険特別会計 |
70億7,166万4千円 |
68億9,607万9千円 |
1億7,558万5千円 |
介護保険特別会計 |
35億4,230万9千円 |
34億6,113万6千円 |
8,117万3千円 |
後期高齢者医療特別会計 |
10億2,322万6千円 |
9億6,776万7千円 |
5,545万9千円 |
下水道事業会計 |
16億5,765万1千円 |
15億3,552万5千円 |
1億2,212万6千円 |
合計 |
132億9,485万円 |
128億6,050万7千円 |
4億3,434万3千円 |
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