平成19年度下半期財政公表

市の財政状況は、依然厳しい状態が続いています。

市では毎年5月と11月に財政公表をしています。

一般会計

市税や国都支出金、地方交付税などを財源として、福祉や教育など、行政各分野の収入・支出予定を議会の議決を受け、予算として定めて運用しており、特別会計を除いた会計です。
平成19年度は、当初予算額が225億8,300万円で、その後5回の補正予算により、予算総額は229億653万3千円となっています。
現在の市の財政状況は、依然厳しく、平成19年度の市税予算額は、ピーク時の平成9年度に比べて約4億円減少し、また、地方交付税の額は、平成12年度決算額と比べて約15億円減少しています。このため、市では一層の行政改革に取り組みながら、まちづくりを進めています。

収入・支出済額

歳入の収入済額は、210億3,691万7千円で収入率は91.8％、昨年の同期と比較し、0.2％低くなっています。このうち市税の収入済額は82億2,725万7千円で、このほか国庫支出金が24億9,053万1千円、地方交付税が20億4,090万8千円などとなっています。
歳出の支出済額は、191億3,451万4千円で支出率は83.5％、昨年の同期と比較し、0.9％低くなっています。

平成19年度一般会計予算の執行状況（歳入）

• 平成19年度一般会計予算の執行状況（歳入） （PDF 39.8KB）

平成19年度一般会計予算の執行状況（歳出）

• 平成19年度一般会計予算の執行状況（歳出） （PDF 36.9KB）

平成19年度一般会計予算の構成比

• 平成19年度一般会計予算の構成比 （PDF 66.6KB）

このように使われています

市民一人当たりに対しての予算の使われ方はこのようになっています。

• 福祉の向上に（民生費） 129,991円
• 教育の充実、文化・スポーツの振興に（教育費） 37,274円
• 健康の増進、リサイクルの推進などに（衛生費） 38,824円
• 庁舎の建設・管理運営、戸籍・住民基本台帳、選挙などに（総務費） 40,747円
• 道路・公園の整備・まちづくりの推進に（土木費） 22,797円
• 市が借り入れた市債の償還に（公債費） 20,942円
• 防災対策に（消防費） 14,716円
• 市議会の運営経費に（議会費） 4,502円
• 商工業の振興に（商工費） 1,785円
• その他 1,228円

市有財産の状況

財産状況

土地については、福生保育園用地として東京都から取得したことによる増などにより、3月末現在高は535,307.585平方メートルとなりました。建物については、新庁舎の第二棟建設による増などにより、3月末現在高は139,718.590平方メートルとなっています。

基金

基金には、庁舎建設基金など、施設整備等にあてるための積立金と、特定事業の運用資金としての運用基金があります。3月末の基金残高は、庁舎建設基金や学校施設整備基金などの取り崩しにより、前年同期と比べ、総額で約16億5千万円減少しています。

市有財産の状況　平成20年3月31日現在

区分	内訳	現在高
土地	市庁舎、学校などの敷地	535,307.585平方メートル
建物	市庁舎、学校など（延べ面積）	139,718.590平方メートル
物品	一件50万円以上の自動車等備品	519件
基金	積立基金（庁舎建設基金）	8,509万1千円
基金	積立基金（学校施設等整備基金）	18億6,520万3千円
基金	積立基金（都市施設整備基金）	18億1,267万5千円
基金	積立基金（財政調整基金）	16億6,585万8千円
基金	積立基金（ふるさと人づくりまちづくり基金）	4億1,378万2千円
基金	積立基金（その他）	5億7,403万6千円
基金	運用基金（中小企業振興資金融資一時補てん基金）	200万円
基金	運用基金（国民健康保険高額療養費等資金貸付基金）	600万円
基金	合計	64億2,464万5千円

市債

市債は国や都、金融機関などからの借入金です。公共施設の建設や下水道工事など多額の費用がかかる事業を行なうとき、市の財源不足や年度間の財源の負担調整、将来にわたり利用できる施設を後世代の市民の皆さんにも負担していただくという趣旨で借り入れる建設事業債のほか、地方交付税の一部を振り替える臨時財政対策債などがあります。
今後返済する市債の元金は、一般会計で約118億5千万円、特別会計（下水道事業会計）で約80億7千万円、（介護保険特別会計）で4千万円、総額で約199億6千万円となっています。

市債の状況（特別会計を含む）

平成20年3月31日現在 199億5,895万9千円

事業別

• 下水道
  借入額：80億6,587万7千円
• 土木
  借入額：40億4,009万2千円
• 臨時財政対策
  借入額：30億9,898万8千円
• 住民税等減額補てん
  借入額：19億8,111万9千円
• 社会教育
  借入額：6億9,057万8千円
• 介護保険
  借入額：4,450万円
• その他
  借入額：20億3,780万5千円

借入先別

• 財務省
  借入額：72億9,867万4千円
• 郵便貯金・簡易生命保険管理機構
  借入額：63億2,633万円
• 公営企業金融公庫
  借入額：27億542万円
• 東京都
  借入額：18億3,213万5千円
• 市中金融機関
  借入額：13億1,090万円
• その他
  借入額：4億8,550万円

特別会計

市が特定の事業を行なう場合、保険税や使用料など、特定の収入により支出をまかない、一般会計とは区分して経理を行う必要がある会計をいいます。平成19年度は、国民健康保険会計など、5会計があります。

特別会計予算の執行状況　平成20年3月31日現在

区分	予算現額	収入済額	収入率	支出済額	支出率
国民健康保険会計	60億1,345万5千円	52億8,227万7千円	87.8%	54億　773万1千円	89.9%
老人保健医療会計	32億1,075万1千円	30億1,342万3千円	93.9%	28億9,202万4千円	90.1%
介護保険会計	27億4,625万9千円	26億4,481万7千円	96.3%	24億4,723万6千円	89.1%
下水道事業会計	31億1,414万6千円	29億9,589万5千円	96.2%	29億3,192万8千円	94.1%
受託水道事業会計	4億6,683万6千円	3億1,471万2千円	67.4%	2億7,547万6千円	59.0%
合計	155億5,144万7千円	142億5,112万4千円	91.6%	139億5,439万5千円	89.7%