平成20年度上半期財政公表
現在の市の財政状況は、依然として厳しい状態が続いています。
市では毎年5月と11月に財政公表をしています。
一般会計
市税や国都支出金、地方交付税などを財源として、福祉や教育など、行政各分野の収入・支出予定を予算として議会の議決を受け、運用している会計です。
平成20年度は、当初予算額が201億9,300万円で、その後2回の補正予算により、予算総額は207億5,531万8千円となっています。
現在の市の財政状況は、依然として厳しく、市では一層の行政改革に取り組み、まちづくりを進めています。
収入・支出済額
歳入の収入済額は、90億9,050万4千円で収入率は43.8%、昨年の同期と比較し、6.1%高くなっています。このうち市税の収入済額は44億2,852万7千円で、このほか地方交付税が13億3,502万4千円、国庫支出金が9億1,365万5千円、都支出金が9億3,653万1千円などとなっています。
歳出の支出済額は、92億9,514万4千円で支出率は44.8%、昨年の同期と比較し、6.8%高くなっています。
平成20年度一般会計予算の執行状況(歳入) 平成20年9月30日現在
平成20年度一般会計予算の執行状況(歳出) 平成20年9月30日現在
平成20年度一般会計予算の構成比 予算総額207億5,531万8千円
予算の使いみち
一般会計支出済額(92億9,514万4千円)を1万円に換算すると、目的別の使いみちはつぎのようになります。
- 福祉の向上に(民生費) 4,270円
- 教育の充実、文化・スポーツの振興に(教育費) 1,161円
- 健康の増進、リサイクルの推進などに(衛生費) 1,230円
- 庁舎の管理運営、戸籍・住民基本台帳、選挙などに(総務費) 1,049円
- 道路・公園の整備・まちづくりの推進に(土木費) 763円
- 市が借り入れた市債の償還に(公債費) 781円
- 防災対策に(消防費) 504円
- 市議会の運営経費に(議会費) 147円
- 商工業の振興に(商工費) 60円
- その他 35円
市有財産の状況
財産の状況
土地については、中福生公園の用地を取得したことによる増があり、9月末現在高は535,318.745平方メートルとなりました。建物についての9月末現在高は139,753.810平方メートルとなっています。
基金の状況
基金には、学校施設等整備基金など、施設整備等にあてるための積立金と、特定事業の運用資金としての運用基金があります。
9月末の基金残高は、前年同期と比べ、再編交付金事業基金を設置したものの、庁舎建設基金の取り崩しと、財源不足を補うための都市施設整備基金の取り崩しにより、前年同期と比べ、総額で約16億5千万円減少しています。
区分 | 内訳 | 現在高 |
---|---|---|
土地 | 市庁舎、学校などの敷地 | 535,318.745平方メートル |
建物 | 市庁舎、学校など(延べ面積) | 139,753.810平方メートル |
物品 | 一件50万円以上の自動車等備品 | 530件 |
基金 | 積立基金(庁舎建設基金) | 8,509万2千円 |
基金 | 積立基金(学校施設等整備基金) | 18億6,520万3千円 |
基金 | 積立基金(都市設備整備基金) | 18億1,267万5千円 |
基金 | 積立基金(財政調整基金) | 16億6,585万8万円 |
基金 | 積立基金(ふるさと人づくりまちづくり基金) | 4億1,378万2千円 |
基金 | 積立基金(その他) | 5億7,403万5千円 |
基金 | 運用基金(中小企業振興資金融資一時補てん基金) | 200万円 |
基金 | 運用基金(国民健康保険高額療養費等資金貸付基金) | 600万円 |
基金 | 合計 | 64億2,464万5千円 |
市債
市債は国や都、金融機関などからの借入金です。公共施設の建設や下水道工事など多額の費用がかかる事業を行なうとき、市の財源不足や年度間の財源の負担調整、将来にわたり利用できる施設を後世代の市民の皆さんにも負担していただくという趣旨で借り入れる建設事業債のほか、市税や地方交付税など、一般財源の収入不足を補うための臨時財政対策債などがあります。
今後返済する市債の元金は、一般会計で約117億1千万円、下水道事業会計で約78億4千万円、介護保険特別会計で約4千万円、総額で約195億9千万円となっています。
市債の状況(特別会計を含む)
平成20年9月30日現在 195億8,717万9千円
事業別
- 下水道
借入額:78億3,611万4千円 - 土木
借入額:39億131万円 - 臨時財政対策
借入額:33億3,488万1千円 - 住民税等減額補てん
借入額:18億8,317万4千円 - 社会教育
借入額:6億6,607万1千円 - その他
借入額:19億6,562万9千円
借入先別
- 財務省
借入額:73億1,379万1千円 - 郵貯資金・簡保機構
借入額:60億8,937万5千円 - 公営企業金融公庫
借入額:27億2,493万4千円 - 東京都
借入額:18億3,048万円 - 市中金融機関
借入額:11億4,968万4千円 - その他
借入額:4億7,891万5千円
特別会計
市が特定の事業を行なう場合、保険税や使用料など、特定の収入により支出をまかない、一般会計とは区分して経理を行なう必要がある会計をいいます。現在、国民健康保険会計や後期高齢者医療特別会計(平成20年度から)など、6会計があります。
区分 | 予算現額 | 収入済額 | 収入率 | 支出済額 | 支出率 |
---|---|---|---|---|---|
国民健康保険会計 | 63億126万2千円 | 23億9,179万9千円 | 38.0% | 26億3,083万3千円 | 41.8% |
老人保健医療会計 | 4億4,465万6千円 | 3億6,514万6千円 | 82.1% | 3億983万9千円 | 69.7% |
介護保険会計 | 28億5,244万5千円 | 12億2,834万8千円 | 43.1% | 10億8,624万3千円 | 38.1% |
後期高齢者医療会計 | 7億5,443万5千円 | 3億2,305万8千円 | 42.8% | 2億1,690万1千円 | 28.8% |
下水道事業会計 | 16億769万4千円 | 7億4,030万1千円 | 46.0% | 6億5,647万5千円 | 40.8% |
受託水道事業会計 | 3億7,534万5千円 | 1億2,032万円 | 32.1% | 8,648万円 | 23.0% |
合計 | 123億3,583万7千円 | 51億6,897万2千円 | 43.1% | 49億8,677万1千円 | 43.2% |
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするためにアンケートを行っています
このページに関するお問い合わせ
企画財政部 財政課 財政係
〒197-8501 東京都福生市本町5
電話:042-551-1534