福生の宝(平成23年10月1日号)

 

ページ番号1000895  更新日 平成28年8月9日 印刷 

「広報ふっさ10月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

写真:敬老大会での市長
敬老大会にて

毎年、市の敬老大会にあわせて市内の百歳以上の方等にお祝いの品をお贈りしています。今年百歳以上の方は21名で、ご承諾をいただいた14名の方々を、直接訪問させていただきました。皆さん、大変お元気です。

ご近所で子どもの頃からよく知っている方。娘さんが1歳の時に戦争でご主人を亡くし、市内の幼稚園の先生をされて女手一つで戦後の混乱期を生き抜いて来られた方。戦時中、中国大陸で警察官をされ、多くの人を助けたことによって叙勲を受けられた方。50年を嫁姑として共に過ごしてきたからこその絶妙なやりとりが微笑ましく、毎年訪問を心待ちにしていてくださる方等、お一人30分程度ですが、お話を聞くだけでこちらの方が元気になるような清らかでいて非常に強いエネルギーを感じます。

大正から昭和初期にかけての生活は、今では本や映像でしか見聞きすることができなくなりました。平和が当たり前の今日を生きている私たちにとって、21名の方々がどの様な思いで青春時代を、そしてそれに続く困難な時代を生き抜いて来られたのか想像することすら難しくなりつつあります。
百年を生きてきた皆さんは福生の宝です。ぜひこれからも健やかに楽しく暮らし、私たちに経験談を語っていただきたいと思っています。

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