おかげさまで（平成21年6月1日号）

「広報ふっさ6月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

市長に就任して一年が経過いたしました。「五つの元気」実現に向けて、無我夢中の一年であり、市民の皆様のご理解とご協力に支えられての一年であったと感じております。本当にありがとうございました。

先日、予定していた休日の公務が雨の為中止になり、時間が空いたので、祖父の墓参りがてら、八王子の禅寺に、座禅を組みに出かけました。意外と思われるかも知れませんが、疲れている時や、集中力が衰えていると感じる時、たまに出かけます。

一時間程座って、住職に礼を言い、ふと見上げると、玄関に「照顧脚下しょうこきゃっか」の札。「脚下をよく見て履物をきちんと揃えなさい」という意味ですが、その真意は「己自身をよく見つめなさい」ということだそうです。
過ぎ去った日々にとらわれることなく、未来に依存せず、今ここでなすべきことを考えて、それに全力を傾注しなさいということです。
今なすべきことは、正に市政に『全力投球』です。