マルチステージ（平成30年3月1日号）

「広報ふっさ3月1日号」に掲載した市長の全力投球です。

国民的アニメとも言うべき「サザエさん」に、父親の磯野波平さんが登場します。約半世紀続く長寿番組ですが、波平さんは54歳。現役で仕事をしている設定ですが、今の同年代の方たちと比べると随分老けて見えます。仕事柄、さまざまな年代の方とお会いしますが、70代80代でも皆さんとても若々しく、波平さんよりも若く見えるほどです。
昭和30年代の日本は、定年が55歳、平均寿命が約65歳で、退職後約10年で寿命が来ていたということで、そのころに描かれたことを考えれば、波平さんが老けて見えるのは当然なのかもしれません。
今は大きく時代が変わり、60歳で定年を迎えたとしても、人生はまだまだこれから。働く方、趣味や勉強に取り組む方、逆に早期退職をして今までとは違う生き方を始める方もいらっしゃいます。このように、ライフスタイルは「マルチステージ」へと変化していくそうで、長い人生を充実させるためには、常に自分の人生について考えていかなくてはいけないということです。
先日40周年を迎えた福生市の公民館では、より豊かで充実した人生を作り出すための活動の支援をしています。「マルチステージ」の時代には、公民館の役割が大きくなるのではないかと思っています。ぜひ皆さんも人生を輝かせるために、公民館を利用してみてください。