令和3年度施政方針

 

ページ番号1011430  更新日 令和3年4月1日 印刷 

令和3年第1回福生市議会定例会における市長の令和3年度施政方針です。

※以下は、令和3年3月2日時点での内容です。

はじめに

令和3年第1回市議会定例会に当たり、貴重なお時間を頂きまして、私の施政方針を申し述べさせていただきますことを心から感謝申し上げます。

昨年4月の市長選挙は、「緊急事態宣言」の中、様々な配慮や安全管理を行いながらの実施となりましたが、多くの市民の皆様からの御支持をいただき、4期目の市政運営に当たらせていただくこととなりました。

昨年の6月議会で所信を述べる機会を頂き、これまでに築いてきたまちづくりの流れを継続し、「人を育み 夢を育む 未来につながるまち ふっさ」の実現に向けて、全力で取り組むことをお誓い申し上げました。

私が市長に就任して12年が経過いたしましたが、この間、市政運営の様々な場面で、議員並びに市民の皆様から多大なる御指導、御協力を賜りましたことに改めて厚く御礼を申し上げます。

令和2年度を振り返って

さて、令和2年度は、市の最上位計画である「福生市総合計画(第5期)」がスタートいたしましたが、新型コロナウイルス感染症の猛威が国内外で急速に拡大し、その対応・対策に追われた1年でございました。

昨年は、新型コロナウイルス感染症対策の特別措置法に基づく措置といたしまして、緊急事態宣言が発出され、およそ7週間の外出自粛、学校の休校、多くの人が集まる施設の使用制限など、かつてない経験をすることとなり、感染症の影響により、私たちの日常生活は大きな変化を迫られることとなりました。

市では令和2年3月に新型インフルエンザ等対策本部を設置し、市民の健康の確保、感染予防、感染拡大防止を第一に、支援施策や必要な措置を講じてまいりました。対策本部会議の開催は現在まで80回に至っております。

本来であれば令和2年度は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催をはじめ、市制施行50周年の記念事業、第70回福生七夕まつりなどイベントが重なる、大きな節目の年となるはずでしたが、大変残念なことに、各種イベントの中止、延期、あるいは縮小開催など、各種事業については見直しを余儀なくされました。

その状況下において、私自身、大変悩みましたが、ジャーナリストの池上彰氏の特別講演会、市制施行50周年記念式典、成人式については、細心の注意を払い、最大限の感染症対策を講じながら開催させていただきました。大きな混乱もなく、無事に挙行することができましたのは、議員の皆様をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力のおかげでございます。この場をお借りして御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症への対応について

さて、新型コロナウイルス感染症は、昨年12月以降、首都圏を中心に爆発的な感染拡大、いわゆるステージ4の状況となり、本年1月7日には1都3県に2度目の緊急事態宣言が発出されました。

市の公共施設や、学校、保育所などの施設等につきましては、感染防止対策を徹底しながら運営を継続しており、市民の皆様には不要不急の外出を避け、大人数での会食を控えるなど、感染防止対策の徹底に御協力をいただいております。

そして、2月7日には緊急事態宣言が解除される予定でしたが、更なる感染者数の減少を目指すため、期間の延長が実施されました。

現在、都内では1日の感染確認について500人を下回る日が続いてはいるものの、特別養護老人ホームなどでクラスターが発生し、高齢者に感染が広がるケースが目立っている状況がございます。

市内の感染者数につきましては、皆様の御協力により感染拡大の防止に一定の成果をおさめておりましたが、昨年11月以降、急速に増加し、2月末での感染症患者の累計数は374人となっております。

令和2年度に実施した、新型コロナウイルス感染症対策について

新型コロナウイルス感染症の脅威は、市民の健康や生活のみならず、市内の経済活動や市の様々な事業にも影響を与えております。そのため、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、令和2年度は、これまで12回にわたる補正予算により必要な予算を確保し、国や東京都の交付金、補助金等を活用しながら感染防止対策、子育て世帯の生活支援、事業者への支援等、63の対策事業を展開してまいりました。

全市民を対象とした「特別定額給付金給付事業」においては、市民の皆様に速やかに給付できる体制を整え、昨年4月30日の国の補正予算成立後、速やかにコールセンターを設置し、5月7日からオンラインによる申請受付を始め、14日には給付を開始するなど、全庁を挙げて取り組み、国が求める早期の給付を行うことができました。

市の独自事業といたしましては、市内事業者で買い物、食事等をした子育て世帯に対し、子ども1人につき1万5千円をキャッシュバックする「総額1億円、キャッシュバック事業」、ひとり親家庭等を支援するため、子ども1人につき3万円を支給する「臨時特別給付金給付事業」、コロナ禍において不安な中で妊娠期間を過ごし、特別定額給付金の基準日後に出産した御家庭を支援するため、子ども1人につき10万円を支給する「ウェルカム赤ちゃん臨時特別給付金給付事業」を実施いたしました。

高齢者への施策につきましては、心身の健康の維持を図ることを目的とした「心と体の健康ギフト事業」や、高齢者福祉施設等に対しましては、従事者がPCR検査等を受ける費用として、1人あたり2万円を上限に補助する支援事業を実施いたしました。

まちの事業者対策では、中小企業者、個人事業主等への支援として1事業者あたり10万円の応援金を給付する「事業継続応援金給付事業」や、感染症対策を実施している事業者に対し5万円の支援金を給付する「感染症対策継続支援事業」などに取り組みました。

市民の健康と生活を守り、その一方で地域経済の活性化を図ることが行政に課された大きな使命でございます。感染状況等を見極めながら、今後もスピード感を持って必要な支援・施策を講じてまいりたいと考えております。

新型コロナウイルスワクチン接種について

そして、現在、最重要施策となっておりますのが、新型コロナウイルスワクチンの接種体制の整備でございます。

市では新型コロナウイルスワクチン接種実施本部を設置し、庁内体制を強化するとともに、東京都との連携、福生市医師会との協力を図り、迅速かつ適切に実施できるよう準備を進めております。

予防接種法に基づきワクチン接種を進めてまいりますが、市は、接種会場や医師・看護師等の確保、住民への接種券の配布や情報提供等の業務を担います。

全国規模の大事業でございまして、医療体制がひっ迫する中、医療従事者の確保等、接種の体制の整備につきましては、苦慮している状況があり、ワクチンの供給量、供給時期、接種スケジュールなど、国からの情報につきましても大変不足しておりますので、各自治体とも手探りで準備しております。

また、国の方針の変更などもあり、随時、補正予算での対応が必要と考えております。多くの課題がございますが、可能な限り速やかに、希望する市民の皆様にワクチンを接種できるよう進めてまいります。

人口減少・定住化対策について

新型コロナウイルス対策一色の中、一方で日本全体といたしまして「人口減少社会」の問題に直面しております。

福生市の人口についても同様であり、少子高齢化も進んでおります。御案内のとおり、福生市では人口動態の特徴を捉えた定住化対策を「福生市総合計画」に基づき推進しております。

特に、「子育て世代」へ向けた施策につきましては、「子育てするならふっさ」をスローガンに進めているところでございますが、昨年末にはうれしいニュースがございました。

日経DUALと日本経済新聞社が実施した「共働き子育てしやすい街2020」ランキングにおいて、全国4位の高評価をいただくことができました。平成27年から令和2年まで、6年連続でベスト10入りを果たした全国唯一の自治体となり、東京都多摩26市の中では、6年連続の1位を継続しております。

これは、子育て世代のニーズに合った施策や子どもの成長に応じた切れ目のない支援など、充実した子育て支援策を展開してきた成果と捉えております。今後も、福生市の魅力のひとつとして、更なる施策の充実を図り、子育て世代の減少幅を抑え、定住化につながるまちづくりを継続して進めてまいります。

また、定住化対策として期待いたしますのは、福生駅西口地区の市街地再開発事業でございます。

再開発準備組合から要望のあった福生駅西口における公共施設整備につきましては、まちづくりを共に進めていくという姿勢のもと、全庁的に検討を行っており、施設へ導入する機能や運営についてまとめた実施計画の策定に向け作業を進めております。

利便性の高い駅前に、新たに市民の交流の場となる健康・スポーツ文化・子育ての拠点を整備し、そこから地域の魅力が周辺へと広がり、地区内外からの集客性の向上、にぎわいの創出、定住化の促進へとつながる事業となることを期待しております。

福生市は元来、商業のまちとして発展してきました。しかしながら、今では市内事業者も減少し、活気のあるまち並みとは言えない状況にございます。そのため、福生駅西口地区の再開発につきましては、未来につながるまちづくり事業として位置づけ、地域経済の活性化をはじめ、人口減少・少子高齢社会に負けない持続可能なまちづくりにつなげられるよう、取り組んでいきたいと考えております。

横田基地について

そして、横田基地についてでございます。

行政面積の約3分の1を横田基地に提供している本市にとって、その存在は、航空機の騒音公害をはじめ都市計画への影響や地域経済の発展阻害要因となるなど、市民生活に大きな影響を与えております。国の防衛や安全保障に関することは、国の専管事項でございますが、市民の安全・安心な生活は、言うまでもなく、私にとって最優先事項でございます。

そのような中、昨年7月、米軍の人員降下訓練中に、市内にフィンが落下する事故が発生いたしました。人的物的な被害はなかったものの、決してあってはならない事故であり、国及び米軍に、基地の運用は安全が最優先事項であることを改めて認識するよう強く抗議いたしました。

また、市民の安心には、情報も重要であると考えております。令和6年頃までと計画されておりますCV-22オスプレイの追加配備に関する情報や、基地内における新型コロナウイルス感染症の状況等につきましても、引き続き国や米軍に情報提供を求め、市民の皆様にお知らせしてまいります。

市といたしましては、基地の存在に起因する様々な問題は、基地周辺住民だけが犠牲になるのではなく、広く国民全体の問題として捉え、国が責任を持ってその対策に万全を期すべきであると考えております。

引き続き、騒音防止対策や安全対策の推進、迅速かつ正確な情報提供等を国や米軍に求め、また、東京都や基地周辺5市1町でも十分に連携して、全力で横田基地対策に取り組んでまいります。

令和3年度の予算編成について

それでは次に、令和3年度の予算編成に対する考え方と予算規模について申し上げます。

令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、市税等の大幅な減収が見込まれるため、財務諸表の経年比較から得られる情報を最大限に活用し、各課において事業の必要性や有効性の分析を行い、真に必要となる新規・改善事業の精査や、継続事業における廃止や縮小、延期や休止についての検討を行い、限られた財源を有効に使うことを念頭に編成いたしました。

一般会計の予算規模につきましては、248億1千万円、前年度比3千万円、0.1パーセントの増となりましたが、市税が前年度比で5億9千万円の減となるなど、財源不足の状況は例年にも増して厳しい状況であり、財政調整基金からの繰入れを2億円、臨時財政対策債の借入れを4億円とし、収支の均衡を図っております。

このような中ではございますが、予算内容といたしましては、新型コロナウイルスワクチン接種のための費用、継続的な衛生環境の整備、福生駅西口地区市街地再開発の事業推進に向けた支援や、都市計画道路3・4・7号富士見通り線整備事業用地買収の重点化など、福祉や都市基盤整備の充実に向けた事業を積極的に盛り込んでおります。

今後も、福生駅西口地区の再開発や老朽化した公共施設の延命化に向けた大規模改修など、多くの財源が必要となります。市民サービスの向上を図るためには、新たな歳入の確保や、更なる経常経費の削減が必要不可欠と考えておりますので、健全な財政運営に向けて、着実に取り組んでまいります。

令和3年度の重要施策について

次に、令和3年度の重要施策についてでございます。

令和3年度は、福生市総合計画(第5期)の2年目の計画期間に入ります。計画を着実に進めていく一方で、いわゆるウィズコロナ、アフターコロナの状況を前提とした視点で政策を進めてまいります。

それでは、令和3年度の重要施策について、総合計画の5つの施策の大綱である、「生み出す」、「守る」、「育てる」、「豊かにする」、「つなぐ」の区分ごとに申し上げます。

生み出す

まず、「生み出す」でございます。

これは、福生市に関わるものが将来にわたり新しいモノ・コトを創り出し、発信し続けられるまちづくりを推進する施策を実施するというものでございます。

先ほども申し上げましたが、福生駅西口地区の市街地再開発事業につきましては、未来の福生の新たなまちの顔をつくる、非常に重要なプロジェクトと認識しております。現在は、都市計画決定、公共施設整備の実施計画の策定等に向けた作業を進めておりますが、令和3年度からは都市計画決定に引き続き、資金計画作成、基本設計、測量等の各種事業が始まりますので、準備組合に対し補助金を交付し、その活動を支援してまいります。

守る

次に、「守る」でございます。

これは、福生市に関わるものが愛着と誇りを大事にし、安心して生活できるまちづくりを推進する施策を実施するというものでございます。

昨年は、大規模災害を想定した訓練といたしまして、災害時医療救護所開設訓練を行いました。初めての実施となりましたが、医師会、歯科医師会、薬剤師会、医療機関、各関係機関等との連携のもと、災害の状況に応じた迅速な医療活動のための訓練を行うことができました。

また、総合防災訓練では、新たに策定した風水害時初動活動マニュアルに基づいた初動活動班ごとの訓練と、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における避難所設営の確認を行う訓練を実施いたしました。

各訓練での経験を生かし、台風、大雨、地震などの災害から市民の皆様の生命、財産を守るべく、適切な備えを進めてまいります。

さらに、国土強靭化地域計画につきましては、令和3年度前期の策定に向け取り組んでおります。大規模自然災害が起こっても機能不全に陥らない、強さとしなやかさを持つまちづくりを目指してまいります。

このような状況を踏まえ、安全安心まちづくり課につきましては4月から、防災危機管理課に改変し、まちの防災・危機管理機能を強化してまいります。

育てる

次に、「育てる」でございます。

これは、福生市に関わるものが成長・発展していけるまちづくりを推進する施策を実施するというものでございます。

子どもたちが健やかに成長できるまちであり続けるためには、安心して出産・子育てができる切れ目のない支援や環境整備の推進が必要です。そのため、1歳を迎えるお子さんがいる御家庭の子育てを応援するために、育児パッケージを贈呈し、子育て支援の情報提供や相談支援を行う「ファーストバースデーサポート事業」を実施いたします。

学童クラブとふっさっ子の広場につきましては、令和2年度より第七小学校で「一体型放課後対策モデル事業」を実施しておりますが、日常的な連携や共通プログラムにより、子どもたちの交流は順調に図れております。そのため、第三小学校、第六小学校を対象校に追加し、令和4年度からは一体型事業の本格実施ができるよう準備を進めてまいります。

小・中学校につきましては、国のGIGAスクール構想を受け、児童生徒1人1台端末の環境を整備いたしました。子どもたちが自ら考え、主体的に問題を解決できる力を育むことができるよう、教育の取組を一層推進してまいります。

各小・中学校に設置している校務系システムのサーバにつきましては、センターサーバ化を行い、情報の一元管理や学校間のネットワークの構築を進めてまいります。

豊かにする

次に、「豊かにする」でございます。

これは、福生市に関わるひとが日々の暮らしをより良いものとしていけるまちづくりを推進する施策を実施するというものでございます。

高齢者福祉の推進につきましては、令和3年度が開始年度となる「福生市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第8期)」に基づき、地域包括ケアシステムの推進、介護予防施策の充実に向けた取組を進めてまいります。

認知症高齢者の安定した生活支援を目的に設立されるグループホームにつきましては、質の高いサービスを提供できるよう、開設準備に係る費用を支援してまいります。

また、地域包括支援センター福生につきましては、地域に密着したより柔軟な対応が図れるよう、令和4年度からの業務の委託化に向けた準備を行い、地域包括支援センターの市内3か所体制の確立を図ります。

つなぐ

最後に「つなぐ」でございます。

これは、福生市に関わるものが継続してまちを維持・発展していけるまちづくりを推進する施策を実施するというものでございます。

ウィズコロナの状況下におきましては、暮らしや仕事を続けるため、情報通信技術を活用したテレワークやオンライン会議等が定着し始めました。

国においては、地方行政を含む国全体のICT化を加速させるため、本年9月にデジタル庁を設置することとなっております。

私は、こうした社会構造の変化に乗り遅れることなく、積極的にデジタル化に取り組み、市民の皆様の利便性の向上と行政の効率化を推進していきたいと考えております。

市の推進体制につきましても、情報システム課を4月より情報政策課に改変し、デジタル化に係る総合的な機能を強化してまいります。

なお、「新しい生活様式」への対応といたしまして、デジタルトランスフォーメーションの考え方に基づく行政運営や働き方改革などは、感染症対策はもとより便利な市民生活のために、欠かせない取組となってまいります。そのため、自治体業務につきましてもデジタル化の環境を整備すると同時に、行政手続等の簡素化、効率化を進めてまいります。

具体的な取組といたしましては、管理職の業務端末について、ペーパーレス化の推進やテレワーク等に対応できるよう、拡張性のあるモバイルノート型パソコンに更新し、業務の効率化を図ります。

また、文書管理システムにつきましては、電子決裁が可能となるよう、新たなシステムを導入いたします。

押印の見直しにつきましては、昨年末、国よりマニュアルが示されたところでございます。そのため、押印の見直しの進め方を整理し、積極的に見直しを進めてまいります。

一方で、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う財政上の課題や、新たな行政需要の高まりにより、市の経営資源を有効に活用した安定的な行財政運営が必要となります。

特に公共施設につきましては老朽化の問題を抱えており、間もなく策定する個別施設計画に基づき、計画的な更新と適正化を図ってまいります。

関係部署の推進体制につきましても、公共施設マネジメントを効果的に推進できるよう見直し、取り組んでまいります。

また、市のホームページは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いアクセス数が上昇しており、情報発信の大切さを強く感じております。

ホームページでは新型コロナウイルス関係情報のページを設け、感染症患者の発生状況や市の施策、公共施設の状況など、迅速な情報提供を行っております。動画の配信も行い、市独自の動画として3密回避を解説する、市の鳥シジュウカラを使ったイラスト動画や、コロナ禍で直接保育園施設の見学に訪れることが難しい保護者へ向けた見学動画等を制作いたしました。いずれも大変ご好評をいただいております。

今後も、多様な手段を活用いたしまして、積極的かつ効果的な情報発信に努めてまいります。

結びに

以上が令和3年度の重要施策でございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、人々の動きは大きく制限され、経済活動は停滞し、当たり前に過ごしてきた日常の有り難さを改めて実感することとなりました。

こうした状況は、全ての人々にとって厳しい試練になると同時に、いずれ変革しなければならなかった、潜在的な課題を浮き彫りにしたと感じております。

令和3年度は、あらゆる面で社会の在り方が変わる、アフターコロナ社会に向けた大きな転換点であり、「様々な変革の好機」にあると認識しております。

このタイミングを前向きに捉え、新しい時代に即した豊かなまちづくりを実現するため、未来を見据えた事業に積極的に取り組んでまいります。

 

結びに、議員各位、そして市民の皆様にはより一層の御理解、御協力をお願い申し上げるとともに、組織力を最大限に発揮し、チーム福生が一丸となってこの厳しい状況を乗り越えるべく取り組むことをお誓い申しあげまして、令和3年度の施政方針とさせていただきます。

長時間にわたり、御清聴を賜りまして、誠にありがとうございました。

より良いウェブサイトにするためにアンケートを行っています

このページの感想をお聞かせください(複数回答可)

このページに関するお問い合わせ

企画財政部 企画調整課 企画調整担当
〒197-8501 東京都福生市本町5
電話:042-551-1528