一期一会(平成22年5月1日号)

 

ページ番号1000910  更新日 平成28年8月9日 印刷 

「広報ふっさ5月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

写真:福祉バス出発式での市長
福祉バス出発式にて

お茶会の招待状をいただいたので、茶室「福庵」に行ってきました。当日は大変盛況で、福生市茶道連盟の方達が、大勢のお客様のお相手をされていたので、庭を散策し、建物や木々、花などを見て過ごしました。
都内で茶室を持っている市は26市中3市で、三鷹市、武蔵野市、そしてわが市のこの福庵だけです。

お茶を語る時、必ず引き合いに出されるのは「一期一会」の観念です。若い頃は、太陽が昇り日が沈むという単純な繰り返しの毎日が、当たり前のことであり、退屈こそすれ、とても感謝の気持ちを持つことはありませんでした。けれども年を重ねるに従って、日々自分の老いを実感し、親や近親者、友人との死別を経験していくうちに、当たり前の毎日を送れることが奇跡に近いことであり、徐々にそれ自体に感謝の気持ちを感じるようになってきました。

改めて、お茶会を見ながら、千利休の理念に想いを馳せて、この一瞬が唯一無二の一瞬であるからこそ、緊張感と感謝の気持ちを持って、一つ一つのことに臨まねばとの感を強くいたしました。

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