市議会が「福生市へのフィンの落下について」の抗議文を在日米軍、在日米軍横田基地、外務省及び防衛省に送付（令和2年7月14日）

　福生市議会では、令和2年7月14日、福生市へのフィンの落下についての抗議文を、在日米軍司令官、在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官、外務大臣、防衛大臣、北関東防衛局長及び横田防衛事務所長に対し送付しました。

 

　福生市へのフィンの落下について（抗議）　※在日米軍宛ての内容

　令和2年7月7日午後7時30分頃、横田基地におけるパラシュート降下訓練中に、福生市牛浜58－1（市営牛浜駅西口自転車駐車場付近）へフィン（足ヒレ）が落下する事故が発生した。

　横田基地では、平成30年4月に羽村市内にパラシュートの一部が落下し、更に令和2年6月16日にはCV－22オスプレイの部品遺失、そして7月2日には、立川市へパラシュートが落下し、一歩間違えば人命に関わる重大な事故が立て続けに発生している。このことは、周辺住民の不安を増幅させ、日常の生活環境を脅かす事態である。

　横田基地においては人員降下訓練が度々行われており、基地運用の安全対策を徹底するよう再三要請しているにもかかわらず、再発防止策が示されないまま7月7日に訓練を再開し、フィンの落下事故が発生した。このことはこれまでの要請に対する対応が真摯なものでなく、極めて遺憾であり強く抗議する。

　貴職においては、この状況を重大なことと認識されフィン落下の原因究明と安全対策、全ての訓練に関する安全教育の更なる徹底を図ることはもちろん、実効性のある再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練の中止を求める。

　基地運用に関して、迅速かつ正確な情報提供を行い、安全対策の徹底を図ることを強く要請する。