年頭にあたって（平成25年1月4日号）

「広報ふっさ1月4日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

市民の皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、国政において、自民党を中心とした勢力が政権を奪還し、都政においては、猪瀬新知事への継承が行われました。この結果によって、国や東京都の財政運営の方向がどのように向かうのか、そして、市にどのような影響をもたらすのか、財政運営の健全化を常に念頭に置き、市民の生命と財産を守るための余力を蓄えておくことが重要だと認識しております。

さて、昨年は、数々の日本人が国際的に活躍した年でもありました。7月のロンドンオリンピックでは、日本は史上最多の38個のメダルを獲得し、12月には、京都大学の山中伸弥教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞、また、福生出身のテノール歌手・又吉秀樹さんが、イタリアのトスティ歌曲国際コンクールで3位に入賞したのは記憶に新しいところです。

福生市においては、シティセールスの基礎固めの1年でした。「まちなかおもてなしステーション」では、電気自動車と電動アシスト自転車のシェアリングを行い、観光案内所「くるみるふっさ」では、市内観光ガイドツアー、また、買い物代行サービスを多くの方々にご利用いただいております。

そして、9月には、第68回国民体育大会のリハーサル大会を開催し、3日間で1万人を超える方々にご来場いただきました。また、10月には、JR牛浜駅自由通路の開通式がありました。この東西を結ぶ自由通路のバリアフリー化が、まちの活性化に寄与すると期待しております。

本年は、第4期総合計画推進に掲げる7つのまちづくりの目標を一つひとつ着実に実現することで、より一層のまちの発展、市民の皆様が幸せに暮らせるまちの実現を目指してまいります。具体的には、消防団活動の充実に関する事業、ファミリー・サポートセンター事業、福東緑地整備事業、学校図書館司書配置事業などを予定しております。

また、9月には第68回国民体育大会の開催となりますので、大会の成功に向けた取り組みを加速させてまいります。
この一年の皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、市政への一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。