「べえべえ」言葉(平成24年10月1日号)

 

ページ番号1000887  更新日 平成28年8月9日 印刷 

「広報ふっさ10月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

写真:国体ボランティア活動での市長
国体ボランティア活動にて

「あんだかよう」「おっそろしい」「そうだんべえ」「よかんべえ」、福生を含めた西多摩地域の方言は、何といっても「べえべえ」言葉に代表されます。

近ごろの子どもたちはあまり使わないようですが、私の子どものころは、日常会話はほとんど方言まじりで、ごく自然に使っていました。特に当時の高齢者の方たちとの会話では、うっかりすると内容の半分も分からないというようなこともあった気がします。

語尾のほかにも接頭語が強烈で、頭を強くするのが特徴です。これは江戸弁も同じだということです。「あっきれけえる」「おっぺす」「おっぱじまる」「しっちらかす」「たたっくべる」「ぶっこわす」「ぶっとばす」など、俗語として全国で通用するものもありますが、初めて聞く人は粗野で乱暴な印象を持たれるようで、私は市外の私立中学校に進学しましたが、そこでよく「お前、けんかを売っているのか。」と言われたことを覚えています。

先日、敬老の日のお祝いで、百歳以上の方を訪問した時に、ご家族との会話の中で、久しぶりにこれらの方言をお聞きしました。言葉は地域文化のひとつです。今後も語り継いで残していきたいと考えています。

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