ご家庭での備え“これだけは準備しておこう!”

 

ページ番号1002825  更新日 令和4年1月28日 印刷 

各家庭で「これだけはやって欲しい備え」について、ご紹介します。

 災害時は、予期せぬことの連続です。自分や大切な家族の命を守るためには、普段から予期できることへの備えを十分に行い、予期せぬことに対応できる余裕を作ることが重要です。各家庭で「これだけはやって欲しい備え」についてご紹介します。

家庭で備える4つのアクション

1 知る・・・災害時にはどこから情報収集をしますか?

 地震や風水害などの災害時には、公的機関が発表している正確な情報をもとに、適切な防災行動を起こすことが重要です。

 福生市からは、市公式ホームページのほか、防災行政無線を使った音声放送や文字情報表示、緊急速報メール、福生市公式アプリ「ふくナビ」、ふっさ情報メール(登録制メール)、福生市あんまちツイッター、Jアラート、Lアラート、多摩ケーブルネットワークの字幕放送などの様々な手段で災害関連情報を提供します。

 その他にも、広域的な被害をもたらす災害の場合には、東京都や国が発表する情報も有益となります。また、日頃の備えに役立つ情報等も掲載されています。各自でブックマークをするなどしてご活用ください。

2 見る・・・家の中や避難経路は安全ですか?

 普段の生活に欠かせない家具や家財、道路上の工作物などが、災害時には命を脅かす危険性を持っています。日頃から、身近に潜む危険をチェックしましょう。

  • 倒れる恐れのある大きな家具は、転倒防止器具等を使って固定ができているか?
    (ポイント)寝室や子ども部屋にはなるべく大きな家具は置かないようにしましょう。
  • 玄関や外への出入り口までの動線を確保できているか?
    (ポイント)部屋の出入り口付近などに家具等があると、転倒した際に出入り口をふさいでしまいます。
    家具の配置を工夫して、外に出るための動線を確保しましょう。
  • 手の届くところに懐中電灯やスリッパなどがあるか?
    (ポイント)就寝中などに急に災害が発生した場合に備え、非常用持ち出しバッグなどを用意し、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
  • 地震火災防止器具(感震ブレーカー)等の設置がされていますか?
  • ストーブ等の暖房器具には耐震自動消火装置がついていますか?
  • 家屋の耐震補強・修繕は行われていますか?
  • ブロック塀や石垣など家の周りの危険箇所を把握していますか?

3 話し合う・・・いざという時の家族の決め事はありますか?

 日中に地震が起こったらどこの避難場所に集まるか。家族の安否確認の方法はどうするか。介助が必要な家族の避難はどうするか。いざという時に混乱することがないように、話し合っておくことが重要です。

4 用意する・・・備蓄品は十分ですか?

家庭備蓄

 大きな災害が発生すると、ライフラインや物流が止まり、生活必需品が手に入りづらくなります。市は災害用の食料や水を一定量備蓄していますが、市民全員の生活を支えられる量には届きません。また、災害発生直後の混乱のなかでは、必要としている人に必要な物を届けられるとは限りません。

 過去の災害では、災害発生からライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースがほとんどです。各家庭で必要となる生活必需品を備蓄しておくことが重要です。

最低でも3日分、できれば1週間分の家庭備蓄を目指しましょう。
食料と水

1人当たりの1日の必要量

  • 水は、飲料水と調理用水として1人1日約3L必要となります。
  • 食事は3食(大人1人当たり最低でも1日1,500から2,000kcalが目安)必要です。
  • その他、生活用水として風呂に張った水等を活用しましょう。

家庭備蓄における主な備蓄品のご紹介

食品別 摂取できる栄養素 食料品の例
主食 炭水化物 ごはん、パン、そば、うどん、即席めん など
主菜 タンパク質 レトルト食品及び缶詰(肉や魚を含んだもの) など
副菜・果物等 ビタミン・ミネラル・食物繊維 じゃがいも・たまねぎなどの日持ちする野菜、漬物、梅干し、果物の缶詰 など
お菓子類 炭水化物 ビスケット、ようかん、チョコレート など

※電気やガスが使えないときのために、調理用のカセットガスコンロを用意しておきましょう。

 その他、乳幼児や咀嚼機能が低下した人、食物アレルギーを持っている人、宗教上の理由で食べられないものがある人など、食事に関して配慮が必要な方は、日頃食べ慣れている食品を多めに買っておくことが重要です。

かしこく備蓄をするには?

 防災食は保存年数が長く災害時でも食べやすいというメリットがありますが、価格が高かったり、購入しても消費期限の到来に気が付かなかったりと、家計への負担や食品廃棄に関するデメリットも併せ持っています。

 そのため、上記のような「普段食べ慣れているもの」を生活のなかで消費しながら、一定数の備蓄量を保つ「ローリングストック法」がおすすめです。食料や水は多めに買い置きし、消費期限の古いものから消費していきましょう。

非常用持ち出しバッグ

 地震や水害、土砂災害などで自宅が危険なときは、安全な場所に逃げる必要があります。災害による危険が去るまで避難生活を送るうえで、必要となる最低限の生活用品をあらかじめバッグに入れておき、いつでも持ち出せるようにしておきましょう。

非常用持ち出し品チェックリスト
ロ 水(歩いて持ち運び可能な量) ロ 救急用品(ばんそうこう・消毒液・常備薬など)
ロ 食品(アルファ化米などの備蓄食、ようかんやビスケットなどのお菓子類など ロ 筆記用具(メモとペンなど)
ロ 衣類・下着 ロ 使い捨てカイロ
ロ 雨具 ロ ブランケット
ロ 懐中電灯 ロ タオル
ロ 携帯ラジオ ロ ポリ袋
ロ 軍手 ロ 歯ブラシ・歯磨き粉
ロ 貴重品(現金、預金通帳、印鑑など) ロ 携帯充電器
それぞれの家庭の事情によって必要になるもの

〇子どもがいる家庭の備え

ロ ミルク  ロ 使い捨てほ乳瓶  ロ 離乳食  ロ 子ども用食器類(スプーン・フォークなど)  ロ 子ども用紙おむつ  ロ おしりふき  ロ 抱っこひも  ロ 子ども靴

〇女性の備え

ロ 生理用品  ロ おりものシート  ロ サニタリーショーツ  ロ 中身の見えないゴミ袋  ロ防犯ブザー

〇高齢者がいる家庭の備え

ロ 大人用紙パンツ  ロ 杖  ロ 補聴器  ロ 入れ歯  ロ 入れ歯洗浄剤  ロ 男性用吸水パッド  ロ デリケートゾーンの洗浄剤  ロ 持病の薬  ロ お薬手帳の写し
その他注意事項等
  • 非常持ち出し用の荷物は、リュックサックなどで1から2個にまとめ、すぐに取り出せるところに置いておきましょう。
  • 使用期限のあるものは定期的に点検をして、必要であれば取換えをしましょう。

感染症対策として備えるもの

 感染症流行下においては、避難所では密集した環境下での集団生活により、感染症に感染するリスクも高まります。上の備えとは別に次に挙げるものも日頃から確保しておくようにしましょう。

(1)マスク
(2)アルコール消毒液(ない場合は携帯用除菌シートなど)
(3)ハンドソープ・固形石けん (家族もしくは自分用を持参・避難所では共用しない。)
(4)使い捨てのビニール手袋 (ドアノブなど多くの人が触れるものからの接触感染を防ぐため。)
(5)使い捨てのビニールエプロンまたはゴミ袋 (避難所運営に協力する際などに使用する。)
(6)体温計 (使い慣れたものを持参する。)
(7)上履き、スリッパなど(床からの接触感染防止、滑り止め付き:転倒防止・静音機能)
(8)持病用の常用薬やお薬手帳
(9)ティッシュ、ウェットティッシュ、ペーパータオル、ポリ袋(通常よりも多めに必要)
(10)飲料水 (多めに持参する。車などで移動する場合はさらに多めに。)
(11)携帯トイレ (避難所のトイレが使えない場合に備える。)
(12)住所・氏名および緊急時に知らせるべき親族等の連絡先が記入されたもの

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総務部 防災危機管理課 防災危機管理係
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