桜（令和3年3月1日号）

「広報ふっさ3月1日号」に掲載した市長の全力投球です。

　毎年この時期は、多摩川堤の遊歩道を歩いています。日ごろの運動不足解消と、桜の開花状況を見ることが目的です。例年ならば、桜まつりと開花が重なるようにと願いながら歩いているのですが、桜まつりは2年連続で中止となってしまい、新型コロナウイルスによる大変な状況は続いています。
　2度目の緊急事態宣言が発出される中で、どのご家庭でも、家族の健康を気にしたり、在宅勤務などの急激な変化に対応し、日常生活を維持するために大変な思いをされているのではないでしょうか。
　私も市長になって13年となりますが、これまでは土日は公務でほとんど家にいなかったのが、この一年はイベント等が次々と中止になり、家にいる時間が増え、何だか肩身が狭い思いをしています。 一年間、自粛を続けてきたものの、未だに明るい兆しを確実に感じることができないことが、人々の心に暗い影を落としているようで気がかりです。
　市でもこの状況を打開するために、ワクチン接種体制の確保などに全力で取り組んでいます。
　皆さんが、桜の花を少しでも明るい気持ちで見上げることができるようになることが、今の私の願いです。