熱中症に気をつけましょう!

 

ページ番号1005143  更新日 令和3年8月19日 印刷 

連日平均気温が30度を超える日が続いています。

環境省の「熱中症警戒アラート」が発表された場合には、情報メール等でお知らせいたします。

以下のような予防行動をとり、日ごろから「熱中症」対策に心がけましょう。

 

熱中症とは

 気温の上昇に伴い心配なのが「熱中症」です。気温の高い日が続きますので熱中症により健康を害することがないように気をつけてください。
 気温がそれほど高くない日でも、湿度が高く、風が弱い日や急に暑くなった日、寝不足や体調不良の時には注意が必要です。
 また、熱中症は、室内や夜間でも多く発生しています。特に高齢者や子どもは注意が必要です。重症の場合には生命に関わることもあるので、予防方法や対処方法を知っておくことが大切です。

熱中症の予防方法

「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント

 1.暑さを避けましょう

 ・こまめに換気をして涼しい空気を入れる。
 ・すだれやカーテンで直射日光を遮る。
 ・部屋の温度を測り、上手にエアコンや扇風機を利用する。
 ・シャワーやタオルで体を冷やす。
 ・涼しい服装をする。外出時には日傘、帽子を着用する。

  2.適宜マスクをはずしましょう

   ・気温・湿度の高い中でのマスクの使用は要注意
 ・屋外で人と十分な距離(2m以上)を確保できる場合には、マスクをはずす。
 ・マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜  
  マスクをはずす。

 3.こまめに水分補給しましょう

 ・のどが渇く前に水分補給
 ・1日あたり1.2Lを目安に
 ・大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

 4.日頃から健康管理をしましょう

 ・日頃から体温測定、健康チェック
 ・体調の悪い時は無理をせず、自宅で療養

 5.暑さに備えた体作りをしましょう

 ・暑くなり始めの時期から適度に運動を
 ・水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
 
 

子どもの熱中症について

子どもの熱中症は、乳幼児は自宅と屋外での発生が多く、児童・生徒は学校での運動中に多く発生しています。特に乳幼児は大人よりも熱中症になりやすいことを忘れずに、日ごろから注意し、涼しくする配慮をしてください。

【子どもの熱中症の特徴】

(1)大人より暑さに弱い

乳幼児や小児は体温調整機能が未発達です。特に汗をかく機能が未熟で、体に熱がこもりやすいです。    

(2)自分では予防策が取れない

特に乳幼児は、自分で水分を補給したり、服を脱ぐなどの暑さ対策ができないことも熱中症への危険性を高めます。

(3)照り返しの影響を受けやすい

大人よりも身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受けます。大人の顔の高さで32℃の時、子どもの顔の高さでは35℃くらいあります。

 

【子どもの熱中症予防のポイント】

(1)子どもの異変に敏感になる

顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は、涼しい場所で十分休息を取らせましょう。ちょっとの間だからと油断せず、絶対に、車内に子どもを置き去りにしないようにしましょう。

(2)外出時は照り返しに注意

子どもは照り返しの影響を大人より受けることを常に意識しましょう。ベビーカーは、地面からの位置が高いものを選ぶと、照り返しの影響を受けにくくなります。

(3)服装を選ぶ

意識的に涼しい服を着せるようにしましょう。

(4)水分をこまめに飲ませる

水分補給は熱中症予防の基本です。水筒やペットボトルを持ち歩かせましょう。

 

 

 

高齢者の熱中症について

 高齢者は熱中症に特に注意が必要です。熱中症患者のおよそ半数が65歳以上の方です。日中の炎天下だけではなく、室内でも、夜でも多く発生しています。家族や周りにいる人たちにも、暑ければいつでも起こる危険があることと思って、日ごろから注意をし、積極的に声をかけてください。

【高齢者の熱中症の特徴】

(1)体内の水分不足

体の中の水分量は若者と比べると低いため、脱水症状に陥りやすくなっています。

(2)暑さを感じにくい

暑さ、のどの渇きを感じにくくなるなど、体が出しているSOS信号に気づきにくくなっています。

(3)暑さに対する調整機能の低下

高齢者は体温調節機能が低下しているため、体に熱がたまりやすくなります。

(4)頑固・無理をする

「周りに迷惑をかけたくない」、「体が冷えるのが嫌」、「夏は暑いものだ。多少は我慢」、「夜中にトイレに行くのが面倒だ」など、ついつい無理したり、自分の生活スタイルを変えにくい特徴があります。

 

【高齢者の熱中症予防のポイント】

(1)こまめに水分補給する

普通に食事ができていて、たくさん汗をかいていないときは水や麦茶で十分です。汗をたくさんかいた時は、スポーツドリンクがおすすめです。

(2)部屋の温度を測る

体感に頼らす、部屋の目立つ場所に温度計を置き、目で確認するようにしましょう。室内温度は28℃を超えないようにしましょう。

(3)エアコンや扇風機を上手に活用しましょう

エアコンや扇風機は体に直接当たらない風向きにすると、体が冷えすぎず、快適に過ごすことができます。          エアコンがない場合は、シャワーや冷たいタオルでも体を冷やす効果があります。

(4)涼しい服装で過ごす

木綿や麻などの自然素材や、スポーツウェアなどに使われている吸汗・速乾性に優れた素材を使った衣類がおすすめです。また、外出時には日傘や帽子を使用しましょう。

(5)涼しい居場所を利用する

図書館等の公共施設などを上手に利用しましょう。

 

熱中症になった時の対処方法

 熱中症の症状はめまい、耳鳴り、頭痛、吐き気、大量の発汗、筋肉の硬直、倦怠感、けいれん、意識障害などさまざまです。熱中症が疑われる場合には
 ・涼しいところに避難させる。
 ・衣服を緩めて、体を冷やす。
 ・水分、塩分を補給する。
また、自分で水を飲めない、意識がない場合には直ちに救急車を呼びましょう。

 日頃から栄養や睡眠を十分にとり、一人ひとりが自分の体調の変化に気をつけるとともに、周囲の人にも気を配り、熱中症の予防を呼びかけあって、今年の夏を楽しく乗り切りましょう!

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福祉保健部 健康課 保健指導係
〒197-0011 福生市福生2125-3(福生市保健センター)
電話:042-552-0061