東京オリンピックに向けて（平成28年9月1日号）

「広報ふっさ9月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

先日、北京市人民政府の招請で、東京都区市町村友好代表団の一員として中国に行ってきました。
この交流事業は東京都区市町村と北京市区・県の間で、30年以上続けられており、一年ごとに双方を訪問し、交流を図っています。
今回の代表団は、区3名、市3名、町村1名の代表に通訳等を含めて10名でした。主な目的はもちろん友好の促進ですが、そのほかに4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックで、建設が予定されている競技施設の後利用を考え、2008年にオリンピックを開催した北京市の現状を見てこようという目的もありました。
訪中先では、朝5時起床、ホテルに帰り着くのは毎日ほぼ午後10時ごろという大変中身の濃いスケジュールで、有名な「鳥の巣」と呼ばれる陸上競技場、「水立方」の愛称を持つ水泳競技会場、ボート競技等を行うために造られた人口の湖のある水上公園などを視察しました。それぞれ現在は一般開放され、スポーツ競技のほかに劇場、娯楽施設、健康増進の場等に利活用されています。
東京でもこれから施設整備に取りかかっていきますが、一時の活用のためではなく、将来を見据えた整備の仕方を今回の視察の報告書にまとめ、東京都に提出したいと思っています。
市でも、オリンピックの成功に向けて機運の醸成を図っていきます。