冷静な対応を（令和2年9月1日号）

「広報ふっさ9月1日号」に掲載した市長の全力投球です。

新型コロナウイルスによるストレスを多くの方が抱える中、感染者についての詳細な情報を公表して欲しいという声が寄せられています。大きな不安を払拭するために情報が欲しいことは分かりますが、個人の人権や情報は守られなくてはなりません。

残念なことに、感染者への差別や誹謗中傷が、数多く報道されています。心身ともに大きなダメージを受けた方に追い打ちをかけ、その後の生活を脅かすような行為は決して許されず、それによって人との絆が壊れてしまうことは大変悲しいことです。

市では、市職員や市施設で感染者が発生した場合には、市民の安全と安心を守るために、より詳細な情報を公表することとしています。

8月22日現在、市内の感染者は累計18人、そのうち15人は既に療養が終了しています。また、横田基地に関しても、防衛省や司令官に対して迅速かつ正確な情報提供を求めており、基地内で症状のある方は2 人と報告を受け、いずれも市ホームページで公表しています。

今後も、皆さんが正しい情報に基づき冷静な対応ができるよう、きちんと必要な情報を提供してまいりますので、どうかご理解をお願いします。