恒久平和を望む（平成29年6月1日号）

「広報ふっさ6月1日号」に掲載した市長の全力投球です。

今、市民とお話をすると、北朝鮮関連の質問をよく受けます。米軍横田基地に隣接する福生市ですので、心配されるのもよく分かります。米国もトランプ大統領に代わり、これからの動向が気になるところです。国家間の問題と片付けられず、私も防衛省、米国大使館、横田基地などで機会があるごとに情報収集に努めています。
先日、市ケ谷で開催された日米エアフォース友好協会（JAAGA）主催の講演会に出席しました。講演では在日米軍司令官のJ・マルティネス中将が日本を取り巻く安全保障環境について、対ロシア、中国、北朝鮮との現在の状況を、第5空軍司令官を兼ねている立場からお話されました。平成28年度の航空自衛隊の緊急発進（スクランブル）回数は1,168回にのぼり、その7割が対中国だったこと、また北朝鮮のミサイル発射にも言及され、この状況を憂慮し、日々緊張感を持って任務にあたっているが、誰もが平和を望んでいるということをお話されました。
私も福生市長という立場ではもちろん、1人の人間として、大切な人の幸せを守りたい、世界が平和であって欲しいと強く願っています。いま自分にできることに、全力で取り組むつもりです。