平成28年第2回福生市議会定例会における所信

 

ページ番号1006556  更新日 平成29年6月22日 印刷 

平成28年第2回福生市議会定例会における市長の所信です。

あいさつ

 平成28年第2回定例会の冒頭、貴重なお時間を賜り、3期目の市長就任に当たり、あいさつの機会をいただきますことを心から感謝申し上げる次第でございます。

 このたびの福生市長選挙におきまして、多くの市民の皆様からのご支持をいただき、引き続き3期目の市政を担わせていただくことになりました。

 今までの2期8年間、議員各位には大変お世話になりました。引き続き4年間、市政のかじ取りを担わせていただくこととなりますが、やはり、その重責に身の引き締まる思いでございます。これからの4年間もよろしくお願い申し上げます。

 これまで、「このまちが好き 夢かなうまち 福生」をスローガンに掲げ、さまざまな行政課題に全力で取り組んでまいりました。その結果、日経デュアルと日本経済新聞社が実施いたしました「共働き子育てしやすい街ランキング」では、全国第2位となり、また、数値の上でも平成23年以降、社会減が改善傾向にあり、このように一定の成果をえることができたのも、ひとえに皆様の御理解、御協力のおかげと思っております。

 そして、教育分野におきましても、子供たちの学力は確実に向上いたしました。これも皆様の御理解と教育委員会、学校の先生方の御努力により、改善したものと思っております。

 私は既に5月21日から3期目の仕事に取り組んでおりますが、この結果に満足せず本年3月の第1回定例会におきまして施政方針で申し上げました施策を着実に遂行し、「子育てするなら福生」に向けた子育て支援策をはじめとした定住化施策を推し進めることが命題であると思っております。

 また、教育分野におきましては、新教育委員会制度のもと設置されました「総合教育会議」をとおして、市長と教育委員会の両者が教育政策の方向性を共有し、「特色ある教育施策」を推し進めたいと考えております。

 そして、4月に起きた熊本の地震では、大変大きな被害が出ております。今なお余震が続いており、現地の方々は不安な日々をお過ごしだと思います。改めて、被災された方々に対しまして、お悔やみとお見舞いを申し上げます。

 この地震は東日本大震災から5年という短い間隔で起きており、幸いにも福生市には大きな災害はありませんが、「備えあれば憂いなし」でございます。改めて、「安全安心に市民が暮らせるまちづくり」、「防災対策の強化」は喫緊の課題と認識しております。

 また、横田基地については、航空機騒音をはじめ、都市計画への影響や地域経済の発展阻害要因となるなど、市民生活に大きな影響を与えております。

 私はこれまで2期8年間、市民の安全・安心の確保が最優先事項であるとの認識の下、基地問題に全力で取り組んでまいりましたが、今後も、基地周辺5市1町でも連携を図りながら、精一杯取り組んでまいります。

 最後に、この市長選挙を戦う中で一番感じたところは、都市基盤整備の必要性でございます。「商業のまち」と言われました福生市も今では、廃業される方も多く、福生駅周辺は駐車場が増え、当時の活気のある街並みを知る者として、非常に寂しく思っております。中心市街地の活性化はこれからの福生市にとって一つのカギとなりますので、福生市商工会が行う中心市街地活性化に向けた事業について、積極的に支援してまいりたいと考えております。

 今後、これらの課題に対し、速やかに取り組むとともに、公約に掲げました「7つのまちづくりの目標」の実現、また、3月に策定いたしました総合戦略を着実に推し進めて、市長という責任を全うする所存でございます。

 このたび、多くの皆様方から御支援をいただき、みたび、市政を任せていただくこととなりました。その期待に応えるべく、「住んでよかった、住み続けたくなるまち 福生」のために、一意専心、全力で務めさせていただきたいと考えております。

 どうぞ、今後とも、一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 結びに、議員各位のますますの御健勝と御活躍、そして、「チーム福生」の一員として御理解と御協力を心から願い申しあげまして、就任のあいさつとさせていただきます。

 誠にありがとうございました。

市長3期目の意気込みについて

はじめに

  先ほど、市長就任のあいさつをさせていただき、3期目としてのこれから4年間、市民の皆様の御期待に応え、「このまちが好き  夢かなうまち 福生」の実現に向けて、全身全霊を傾け、福生市のために働かせていただくことをお誓い申し上げました。

 いままでに築いた、まちづくりの流れをここで途絶えさせてはいけないと考え、2期目で掲げました「7つのまちづくりの目標」に向けた施策を継続し、まちの魅力を効果的に発信するなど、更なる定住化施策を展開していくことにより、子育て世代にもっと住んでいただき、活気のあるまちづくりを進めてまいります。

 先ほども申し上げましたが、平成23年以降、人口の社会減が改善傾向にございます。これも定住化施策を推進してきた一定の成果であると考えております。とはいえ、人口はまちの活力を生む原動力であり、これに満足することなく、これからも定住化施策を継続的に実施していかなければなりません。

子育て支援策について

 まず、子育て支援策でございますが、「子育てするならふっさ」というスローガンは、これからも定住化施策の重要なテーマであることはいうまでもありません。

 「共働き子育てしやすい街ランキング」で全国第2位となったわけでございますが、この評価に甘んじることなく、多くの子育て世代の方々にこの福生市を選んでいただき、そして長く住んでいただくことにより、福生市に愛着をもっていただきたいと考えておりますので、継続的に子育て支援策を推進し、合わせて、定住化に向けた住宅施策も推進してまいります。

 おかげをもちまして、平成28年4月1日現在、保育園の待機児童はゼロでございます。将来に向かってこの状況を維持し、更なる保育サービスの充実を図るため、平成28年度には、杉ノ子第三保育園の園舎建替えに伴う建設費に対し補助をさせていただき、保育施設環境の整備を行なってまいります。

 また、地域の子育て支援機能の拡充として、子ども応援館1階に子育てひろばを開設し、専門の相談員を常駐させ、妊娠期から子育て中の保護者、これから子育てを始める方の子育て等に関する相談や関連情報の提供など、地域の子育て力の向上に対応する体制を整備してまいります。

教育分野について

 次に教育分野でございますが、新教育委員会制度のもと、「総合教育会議」が創設され、私と教育委員会が、円滑に意思疎通を図り、本市教育の課題及び目指す将来像等を共有しながら、連携して効果的に教育行政を推進していくことができるようになりました。

 平成27年5月の第1回目の総合教育会議におきまして、福生市の教育振興に関する施策の大綱である「福生市教育大綱」を策定いたしました。その大綱では、いくつかの推進事業を「基本方針」というかたちで掲げさせていただき、「福生市教育振興基本計画修正後期」との整合性を図りながら、教育委員会において施策の具現化に努めております。

 とりわけ、英語教育を推進し、平成28年度からは英語教育指導助手、いわゆるALTを中学校へ常駐させるとともに、小学6年生及び中学3年生を対象として、公費で英語検定の受験を行うなど、児童・生徒の英語力の向上を図ってまいります。

 また、福生第四小学校を西多摩地区初のコミュニティ・スクールとして指定し、保護者や地域の方々に学校運営に御参加いただくことにより、そこで提案されたニーズを迅速かつ的確に学校運営に反映させてまいります。

 更には特別支援教育の推進や、防災食育センターをはじめとする教育環境の整備・充実を促進するなど、特色ある教育施策を推進するとともに、児童・生徒御一人御一人を真に大切にした教育のもと、「魅力ある学校づくり」を推進することで、「子育てするならふっさ」を強く発信したいと考えております。

「防災対策の強化」について

 次に「防災対策の強化」でございます。この4月に起きた熊本地震の被害は甚大であり、しかも東日本大震災から5年という短い間隔で発生をしております。

 幸いにも今まで、福生市には大きな災害はありませんが、改めて、災害に対する備えの重要性を認識させられました。

 現在、市では「災害時対応施設」である防災食育センターを建設中でございます。このことにより、災害時の食料の確保等さらなる災害対策の強化が図られるものと考えております。

 今回の熊本地震からも災害時の応急給食等、避難所運営の重要性を痛感させられましたので、遅滞なく防災食育センター整備を進めてまいります。

 そのほか、避難所運営連絡会と連携を図り、避難所運営マニュアルの作成を進めるとともに、ハード面では防災行政無線の移動系のデジタル化を進めてまいります。

 また、災害時に必要な医薬品の調達や救護所の設置、病院等への搬送など災害時医療体制の整備も必要であり、本年4月28日には、西多摩薬剤師会、市内及び近隣にある医薬品等の卸売販売業者と災害時における医療救護活動及び医薬品等の調達業務に関する協定を締結しております。

「中心市街地の活性化への支援」について

 次に「中心市街地の活性化への支援」についてでございます。

 福生市は元来、「商業のまち」として発展してまいりました。先ほども申し上げましたが、今では、市内事業者も減少し、中心市街地である福生駅周辺地域は駐車場が増え、決して活気のある街並みとは言えない状況にございます。

 この打開策といたしまして、商工会が行う中心市街地活性化に向けた取組については大いに期待するところであり、福生市が生まれ変わる大事業となりますので、本年4月に生活環境部に主幹を配置いたしましたが、今後も積極的にその取組を支援してまいりたいと考えております。

結び 

 これらの施策については、ほんの一例でございまして、「7つのまちづくりの目標」に掲げた施策、また、本年3月に策定いたしました「福生市人口ビジョン及び総合戦略」に掲げる定住化施策を着実に推進することにより「住んでよかった 住み続けたくなるまち 福生」を実現させたいと考えております。

 何とぞ、よろしくお願いを申し上げます。

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