市議会が「オスプレイの飛行再開について」の要請文を防衛省及び北関東防衛局に送付（令和6年3月15日）

　福生市議会では、令和6年3月15日、オスプレイの飛行再開についての要請文を、防衛大臣及び北関東防衛局長に対し送付しました。

　

　オスプレイの飛行再開について（要請）

　この度、令和6年3月8日、米軍からオスプレイの運用停止措置を解除する旨、プレスリリースがあった。

　同日、日米共同でのプレスリリースの中で、国は、日本国内のオスプレイの運用再開のタイムラインについては、引き続き、日米間で緊密に連携し調整していくとのことではあるが、事故調査は現在進行中であり、特定の部品の不具合が発生したことが墜落事故を起こした原因とされたが、その根本原因は明らかにされていない。またこうしたことは13日の情報提供においても同様である。

　令和5年12月5日、当市議会では、鹿児島県屋久島沖合での横田基地所属CV－22オスプレイの墜落事故を受け、CV－22オスプレイについて安全性が確認されるまで飛行停止措置を講ずること、原因究明や再発防止を図ることなどを要請した。

　この墜落事故を受け、基地周辺住民にあっては、オスプレイの安全性に対する不安を更に募らせており、今回の説明では到底その解消を図ることはできない。

　また、当市議会では、昨年8月の要請行動における「横田基地周辺対策等要望事項」において、度重なる事故及びトラブルに対し、徹底的な原因究明と再発防止について米軍に要請するよう求めている。事故調査は現在進行中であるとのことであるが、こうした中、運用が再開されるなど、極めて遺憾である。

　ついては、まずは早急に、より詳細な事故原因や安全対策、再発防止策などを明らかにするとともに、関係自治体に速やかに情報提供することを要請する。