市議会が羽村第三中学校のパラシュート落下についての要請文を在日米軍横田基地及び防衛省（北関東防衛局等）に送付（平成30年4月17日）

　福生市議会では、平成30年4月17日、羽村第三中学校へのパラシュート落下についての要請文を、在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官、北関東防衛局長及び横田防衛事務所長に対し送付しました。

 

　平成30年4月10日午後5時頃、横田基地における人員降下訓練中にパラシュートの一部が羽村第三中学校に落下する事故が発生した。

　そして4月11日、米軍は、当該事故の安全確保のための調査等を行った結果、4月12日からパラシュート降下訓練を再開すると発表し、同日より同訓練が再開された。

　横田基地においては人員降下訓練が度々行われており、平成29年度においても基地運用の安全対策を徹底するよう要請している中において、基地外へのパラシュートの落下は、一歩間違えれば人命に関わる重大な事故につながりかねず、また事故原因及び再発防止策の具体的な説明がないまま訓練が再開されたことは周辺住民の不安を増大させるものであり極めて遺憾である。

　この状況を十分認識され、再発防止と安全確保の徹底を図ることはもちろん、基地に関する周辺住民の常なる不安を念頭に、在日米軍横田基地においては、真摯に説明及び運用責任を果たしていくこと、また、北関東防衛局及び横田防衛事務所においては、そのことを米軍に申し入れるよう強く要請する。