立川市へのパラシュート落下について
防衛省(北関東防衛局)から情報提供がありましたので、お知らせします。
北関東防衛局からの情報提供内容
周辺自治体等からの質問に対する防衛省(北関東防衛局)からの情報提供
1. 原因は何か。
パラシュート降下訓練中、落下傘兵のメインパラシュートが絡まったため、安全に着地するためにメインパラシュートを切り離し、予備パラシュートを展開しました。パラシュートは稀に、索の不具合やパラシュートを展開する際の姿勢が正しくない等、様々な理由からうまく展開しない可能性があります。
2. 再発防止対策はどんな事を行っているか。
全てのパラシュートは、正常かつ安全に展開する確率を最大限にするために、人の手によってたたみ、点検を行います。それに加え、運用を行う部隊に対して安全の重要性を再度強調します。我々は、日本の防衛を支援するにあたって飛行運用技術の維持向上をはかると同時に、周辺地域への影響を最小限に留めるために、今後も我々のトレーニングや飛行運用に対する安全対策を改善する方法を模索し続けます。
3. 基地の外に落ちたパラシュートの備品の大きさ・重さについて教えてください。
広報部で確認が取れ次第、情報を提供します。
4. 今回の降下訓練で使用されたパラシュートの型について教えてください。
当該訓練において使用されたのはRA-1型のパラシュートです。詳細は下記のリンクをご覧ください。
https://airborne-sys.com/wp-content/uploads/2016/08/ASG-RA-1-20170203-English.pdf
5. 備品落下は6月29日から7月2日に予定されていた訓練中に発生したのか。
はい、7月2日に発生しました。
6. 訓練はどの航空機によって行われたのか。
降下訓練はUH-60ブラックホークヘリコプターによって行われました。
要請(令和2年7月7日)
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会により、次のとおり要請を行いました。
要請日
令和2年7月7日(火曜日)
要請先
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
北関東防衛局長
横田防衛事務所長
要請者
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
(会長:東京都知事、副会長:立川市長)
要請方法
口頭
要請内容
令和2年7月7日、北関東防衛局より、「米軍は、本日、通常の運用時間内において人員降下訓練を再開する。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、7月3日、「今回の基地外へのパラシュート落下の原因究明と、他の落下物の有無の確認を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練は行わないこと」を求めていたが、これらに関する具体的な説明がないまま、訓練が再開されたことは、周辺住民の不安を増大させるものであり、誠に遺憾である。さらに、7月2日に終了すると情報提供を受けていた訓練が、本日、再開されたことは、周辺住民の不信感につながるものである。
ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう改めて要請する。(※)
※国に対しては、「ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう米軍への申し入れを改めて要請する。」と要請
要請(令和2年7月3日)
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会により、次のとおり要請を行いました。
要請日
令和2年7月3日(金曜日)
要請先
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官
北関東防衛局長
横田防衛事務所長
要請者
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会
(会長:東京都知事、副会長:立川市長)
要請方法
郵送
要請内容
北関東防衛局からの情報提供内容
(令和2年7月3日付け情報)
パラシュートなどの落下を確認できた場所は2箇所
- 西砂町2-53-14東京都水道局西砂第一浄水所敷地内の施設に落下を確認
- 西砂町4-1付近の電線上にパラシュートの備品らしきものが引っかかっているのを確認
(福生市追記)この2箇所はともに、当初、情報提供のあった西砂町5-11に隣接しています。
(令和2年7月2日付け情報)
令和2年7月2日午後2時21分頃、パラシュートを立川市西砂町5-11付近にて発見したとの連絡が警察からあり。
※警察からの連絡であった旨、7月3日に追加で情報提供あり。
米側からの情報
- 令和2年7月2日午後2時10分頃、横田基地においてパラドロ訓練を行っていた落下傘兵が、降下中にメインパラシュートを切り離し、予備パラシュートを使用して安全に着地しました。
- パラシュートの備品2つが立川市付近で発見されました。
- パラシュート降下訓練は一時的に中断され、同訓練を安全に継続できると確認した時点で再開予定。
- 現時点で、けが人または器物損壊は報告されていません。
- 人員降下訓練および物資投下訓練を実施するにあたって、安全は常に我々の最優先事項です。このインシデントは現在調査中です。
北関東防衛局における対応
本件について、北関東防衛局長より、安全管理の徹底、事故の原因究明及び実効性のある再発防止策を講じることそして、原因が究明されるまで訓練の中止をすることを申し入れました。
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
より良いウェブサイトにするためにアンケートを行っています
このページに関するお問い合わせ
企画財政部 企画調整課 基地・渉外担当
〒197-8501 東京都福生市本町5
電話:042-551-1566