大雪と「チーム福生」（平成26年3月1日号）

「広報ふっさ3月1日号」に掲載した市長随想「全力投球」です。

度重なる記録的な大雪が週末の東日本全域を襲い、死者・負傷者も多数にのぼる大災害となりました。従来から雪に弱いと言われていた交通網も、心配されていたとおり、高速道路、一般道共に、衝突事故や大渋滞が起き、また、公共交通機関の電車やバスまでもが運休や追突事故を起こすなど、首都圏を中心に大混乱となってしまいました。

西多摩地域も同様に深刻な事態となり、特に奥多摩町、檜原村の山間部では、1メートル以上の積雪で集落が孤立し、自衛隊に出動要請するといった状況に陥りました。

おかげ様で、市内では人命に関わるような事故はなく、停電等も起きませんでした。昔からよく言われていますが、まさに自然災害に強い福生です。

積雪で歩くことさえ困難な中、市職員だけでなく、消防団員、交通安全推進委員、市内建設業者を中心に、多くの市民の方たちが休日返上で除雪作業を行い、通学路をはじめ主要な道路の安全を確保してくださいました。福生のまちのために「チーム福生」が力を発揮し、福生の底力を見せてくれたことに感謝しています。